医学部志望の高校生なら知っておきたい勉強法【科目別】
医学部の受験は一筋縄じゃいかないけど、問題はどうやって勉強するか、ってことに尽きるよね。
勉強方法を間違えたら大変だし、最悪得点が足りずに不合格、なんていう結果を招いちゃう可能性も…。
そんな事態は絶対に避けたいところだけど、正しい勉強法を身に付ければ大丈夫だ。
ただし、集中して勉強したいなら、数学や理科などの理系科目をおすすめしたいかな。
この記事では医学部志望の高校生を対象に、各科目の勉強方法について説明していくよ。
「どうやって勉強したらいいか分からない」って人は必見だ!
当サイトでは、医学部予備校で学ぶメリットとデメリットについても解説していますので、興味がある方はこちらの記事も是非ご覧ください。
国語
まず国語の勉強方法について触れていこうか。
医学部は理系の学部だから、文系の国語が苦手って人は少なくないだろうね。
なのでガッツリ勉強するのも悪くは無いけど、実は優先度が低めの科目だ。
一次試験では出題されることが多いけど、逆に二次試験は国語が不要な医学部もかなりある。
国語の試験の難易度が高い医学部も少ないから、基礎ができていればそれ以上の学力はいらない。
国語についてはあまり時間を割いて勉強する必要は無いから、普段からの予習と復習をしっかり頑張ってほしい。
特に高1と高2の学生さんは、教科書の内容を勉強していけば十分な段階ともいえる。
でも、高3の学生さんは復習も兼ねて参考書を使って勉強しよう。
今までの履修範囲を忘れてる可能性もあるから、一通り参考書でやり直してみるといい。
特に古文と漢文は暗記が大事だから、復習することをおすすめしたい。
どんな参考書がいいか迷ったら、次の書籍を使ってみよう!
- きめる! センター現代文
- 読み解き古文単語
- マーク式基礎問題集・漢文
現在文、古文、漢文別に分けてみたけど、どれも基礎レベルで解ける参考書だ。
演習問題もかなりあるから、ひと通り試してみてほしいかな。
やり終える頃には学力がしっかり身に付いているはずだ。
引用:https://faith-edu.com/special-class/japanese-school/
数学
次は数学だけど、理科とほぼ同じ重要な科目といってもおかしくはない。
数学はセンターなどの一次試験で出題されるのはもちろん、二次でも試験科目に入ってるから、勉強しておかないと後々後悔することになるのは間違いないよ。
後述する理科の物理でも必要な科目だから、しっかりと勉強しておきたいね。
必要な学力は受験する大学によって変わるけど、高校で習う全範囲はマスターしておきたい。
基礎を固めるだけじゃ不安が残るから、応用問題もこなして、どんな問題も解けるようにしておこう!
学校の定期テストで一桁に入るだけじゃなくて、模試でも8割前半以上を取れるようにしたいところだ。
勉強のコツは、1年先の内容を自習することに尽きるね。
例えば、高1の学生さんは高2で習う範囲を勉強しよう。
高3へ進級する前には数3Cまで終わらせておきたい。
その後は自分の苦手な分野や、不安がある分野を徹底的に学習して、完璧にマスターする時間に当てたいところだ。
数学が苦手だったり、もっと理解を深めたい学生さんは、次の参考書を使ってみよう。
全部利用すれば、基礎から応用までカバーできるよ。
- やさしい高校数学
- きめる!センターシリーズ
- 新数学スタンダード演習
この3冊は演習問題も多いので、どんどん問題をこなしたい人にも向いている。
「数学マジ無理」って時は参考書に頼ろう!
理科
医学部の受験で一番重要な教科は何だろうか?当然だけど理科だ。
物理と化学、生物の3科目は、他のよりも重要性が高いといってもおかしくはない。
それこそ理科だけで半分くらいの配点率になってる大学もあるから、無視できるレベルじゃないね。
一次は絶対に欠かせないし、二次でも理科を試験科目にしている医学部は非常に多い。
むしろ理科を選ばずに済む大学ってごくわずかしか無いんだ。
だからしっかりと勉強はしておいたほうがいい。
ちなみに必要な学力レベルは受験する大学によるけど、最低でも高校の全範囲は完璧に覚えておきたい。
あと、どんな問題もパパっと解けるだけのスピードも求められる。
つまり基礎を固めることは必須で、それにプラスした学力が必要になるよ。
医学部を目指す受験生はみんな学力が高いから、できれば大学の範囲も勉強しておきたいところだ。
ただ、大学の難易度と科目によって学力の目安は大きく変わる。
どの科目を選ぶか決めるのはもちろん、各大学の偏差値も見て学力の目安を立てておこう。
理科の勉強も数学と同じで、高1の頃から1年先を見据えた勉強をしてほしい。
でも、まずは教科書を使って基礎を固めることから始めて、理解できるまで何度も繰り返そう。
高2になったら最後の仕上げをしつつ、やっぱり基礎固めを重点的にする期間だ。
高3までに基礎をしっかりと固めておいて、残りは応用問題や苦手な分野を克服する時間に当てよう。
教科書だけじゃ限界があるから、参考書にも頼るといいよ。
- 宇宙一わかりやすいシリーズ(物理・科学・生物各版)
- 体系物理
- エクセル生物
基礎から固めたいなら、宇宙一わかりやすいシリーズがおすすめ。
各科目ごとに刊行されてるから、全種類揃えちゃうのもいいよ。
社会
医学部を受験すると、社会も試験科目に出てくる。
ただし、基本的に出題されるのは一次のみで、二次にいたってはほとんどの医学部で試験科目に入ってないんだ。
そのため重要性はかなり低い科目だし、そこまでガッツリと勉強時間を当てる必要性も薄い。
ただ、合格に少なからず影響することは否めないね。
無対策だけは避けたいから、8割程度は目安にしておきたい。
なお、社会の選択科目は倫理や政経が狙い目だ。
どちらも暗記が基本の科目だし、高得点をマークしやすい。
迷ったらこの2つを選ぼう。
勉強方法は他の科目と変わらない。
高1の頃から1年先を行くように勉強して、少しずつ基礎を固めていってほしい。
勉強時間の配分が難しいかもしれないけど、優先度は低いから少しずつでも大丈夫だ。
高3までに全部終わらせて、模試で8割キープできるなら他の科目を勉強しよう。
逆に不安が残るなら、理解が不十分な分野だけ勉強するといい。
もし政経を取る学生さんは普段からニュースにも目を通しておこう。
試験でたまに時事ネタが出題されるからね。
参考書を利用するなら次の2冊がおすすめだ。
社会が苦手な学生さんは使ってみてほしい。
- センター試験のツボ・倫理
- センター試験・政治経済集中講義
倫理と政経は、それぞれの参考書で十分基礎を叩き込める。
演習問題が全部解けるまで何度も練習しよう!
英語
そして最後が英語だ。
苦手な意識を持つ学生さんは少なくないだろう。
確かに覚えるのは大変だけど、医学部を受験するなら必要不可欠な科目だ。
センターなどの一次では試験科目に入ってるし、大半の医学部が二次でも英語の試験を実施する。
なので高校までの英語はしっかり覚えたほうがいい。
基礎を身に付けておけば、試験で8割を取ることは不可能じゃない。
余談だけど、医学部に進学した後も英語力が必要だ(論文を読むときとか)。
だから勉強が無駄になることは無いよ。
英語を勉強する時は、まず英単語を暗記していこう。
学習ペースは人それぞれだけど、例えば高1のうちに単語をひと通り覚え、その後高2で文法や熟語を叩き込んでいく。
そして高3で最後の仕上げ…というパターンが楽だ。
高3になったら医療関係の英単語も覚えていくといい。
大学によっては医療関係の英語問題を出題するから、後々楽になる。
でも、英語は難しい…。
そんな学生さんは、参考書を使って勉強するのがおすすめだ。
- 医学部受験の英単語
- 基礎からの新々総合英語
- 一億人の英文法
以上の3冊を駆使すれば、英単語から文法までひと通り学ぶことができる。
教科書と並行して使ってみるといいよ。